告白してもないのになぜかフラれたジャニオタの話

 

 

11月某日、「久々に飲みに行こう」という友人の誘いにまんまと乗ったのがすべての始まりだった…。

 

※やたら長いので暇つぶし程度に軽く読んでください。

 

「ゆっくり話すの久々だね~」なんて話をしながらお酒もすすんできたころ、友人が「実はひとみに会わせたい人が来るんだよね」と突然の告白をしてきた。

なんでもその人物は友人のバイトの同僚で、もうすぐクリスマスということもあり彼女がほしくてたまらないらしく、「だれか紹介して」と言われたところ、確実にフリーなのがわたししか思いつかず(失礼)写真を見せたところ「会わせて!」という流れになったらしい。この時点でもはや性別が女なら誰でもいいというのがバレバレである。

 

「ふざけんな!」「ごめん(笑)」を繰り返していると、彼はやってきた。第一印象は「うわチャラいな」でした。

ここで全員そろったので軽く人物紹介

ひとみ(わたし):中~大まですべて女子高育ち。初恋の人は森田さんで好きな人も森田さん。

友人:余計なことをすることに定評のある同じ大学の友人。

彼:とてもチャラい。

理系くん:「一人で入っていくのがイヤだった」という最悪の理由で彼に連れてこられたかわいそうな人。

※友人と彼と理系君は同じバイト先。4人全員同い年です。

 

 上記の通り女だけの環境で育ち、バイト先も女だけというわたしは、接客以外で男性と話すのが久しぶりすぎたというのもあり全然話せず、ただ一方的に話してくる彼に相槌をうつことしか出来なかった。

そんなつまらないわたしにめげずに話しかけてくる彼にいい人だななんて感情も抱きつつあったとき、彼は聞いてきた。

 

「ひとみちゃんの趣味って何??」

「ジャニオタです」

と即答しそうになったのを何とか抑え、これは言っていいものなのか…?と悩んでいると「ひとみジャニーズ大好きなんだよね」とまさかの友人が暴露。驚きつつも否定するのもおかしいので「あ、うん…」と認めた。そしたらさっきまで目の前で微笑んでいた彼の顔。

 

!!!!!???

 

いやーもうこっちがビックリだったよね。あまりにもすごい顔してるからさ。例えるならワンピースでルフィがゴム人間だから雷が効かないことが発覚した時のエネルみたいな顔。

↓こんな顔です。f:id:v680v:20151126211020j:plain

 

まさかこんなリアクションされると思ってなかったから、思わず出た言葉が「ジャニーズ嫌いなんですか?」だった。今思うと自分でも「そこ?」って感じだけど。でも彼の口から出たのは、「ジャニーズは嫌いじゃないけど、ジャニオタは…ごめん、ひとみちゃんとは付き合えない」でした。

 

フラれました。

 

人生初の男性にお断りされるという体験をした。いや、別に告白したわけでもないし、まだ会って30分くらいだし、そもそもあなたが勝手に来たんですし…でも何だろうこの空気。友人はあちゃー…みたいな顔してるし、理系君は眼鏡カチャカチャしてるし。すごい空気が重かった。もうなんかよく分からなくて「大丈夫です」としか言えなかった。

 

彼「ちなみに誰が好きなの?嵐?」

わたし「V6です」

彼「ガチじゃん…」

 

ガチじゃん…#とは

また顔芸披露されるのが怖かったのでクソDDですとは言わなかった

 

ジャニオタに良い印象をもってない人がいることはもちろん分かってたし、別にそれを批判するつもりもないし、でもここまで全力で拒否されると、さすがにちょっと凹んだ。

しかしここで解散しておけばよかったものの、なんか言い出しにくかったのと、飲み放題プランなのにまだ全然飲んでいなかったのが嫌だった(クズ)ので、「別に全然気にしないんで、普通に楽しみましょう」と仕切り直し、そこからは同い年男女4人の楽しい飲み会になった(と思う)。

理系くんが卒研で化石掘ってる話とか、お互いの学校の話とか就活の話とか、本当に普通の話で盛り上がった。最初はこちらを気にしていた彼にも自然な笑顔が戻っていた。

 

そんなかんじで盛り上がった飲み会も3時間ほどでおしまいに。なんとなくの流れでLINEの交換をし(今思うと死ぬほど後悔している)、別れた。

友人との帰り道、改めてごめんと謝られた。こっちとしては謝られるようなことじゃないし、その話やめない?って感じだったので適当に流していた。すると友人はわたしに「ひとみは本気でジャニーズを愛してるけど、自分も誰かに愛されたいと思わないの?」と今まで見たことないほどのマジ顔で問うてきた。

 

いや、それがラブセンっていうのがあってさ。

 

わたし、課金して愛されてるんだよね…剛くんに課金して「好きだよ」って言ってもらったし、課金して抱きしめもしてもらったし、なんなら課金すればチ、チューだってしてもらえるらしい…恥ずかしすぎるからそこまで出来てないけど…

 

この話をした瞬間、友人の目から光が消えた。

そうして友人に恐怖体験をさせ、帰宅してお風呂に入りいつものようにDVDを流しテレビの前でうちわをヒラヒラさせていると、もう彼のことはすっかり頭から消えていた。切り替えが早いタイプのジャニオタ。でも奴は再び現れた。

 

\ラーイン♪/

 

うぜぇ、って思った。

なに?誰?わたしのジャニオタタイム邪魔するの誰?(理不尽)とキレ気味でiphoneを確認すると画面には

今日は本当にごめんね

 

うぜぇ、って思った。(2回目)

でも友人と彼のつながりがある以上無視するわけにもいかない。

本当に全然気にしないでください(笑)楽しかったです、では!

と、普通なら「あ、もうコイツ終わらせたいんだな」ってなるような文章を送り付けたのに、彼には全然効果なかった。

俺、ひとみちゃんがジャニオタじゃなかったら好きになってたよ

 

なんなのコイツ?喧嘩売ってる?バトルしたいの?

もはやそれわたしじゃないじゃん。だって彼といた3時間でわたしは彼が嫌がるジャニオタだという情報しか与えていないのに、何故??わたしの何を見抜いた??それともこれ気を遣われている…??

何度も言いたくないけど言うが恋愛経験のないわたしは彼のメッセージが意味不明だった。ただ本気でこれ以上絡みたくなかったので、卒論お互い頑張りましょう(^o^)では!と全く脈絡のない返信してしまった、結果。

 

また飲み行こう!

いい人見つけてね(^^)

 

 

てめーがな!!!!!!!!!!!!!!

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と、送りたいのをグッと堪え、現在既読無視中である。

今回のことで思ったのは、男の子ってよくわかんないなってことと、自分一生彼氏できないなってことです。クリスマスこわい!